Redux から Redux Toolkit に移行するための step

Redux のスタイルガイドPriority B: Strongly Recommendedでも紹介されているRedux Toolkitは(以下 RTK)、Redux 開発をぐっと楽にしてくれる。
しかし、RTK に移行したいけど既存のアプリケーションが大きくてなかなか移行するタイミングが取れないという時もあると思う。
そういうときのためにRedux 公式がマイグレーションガイドを用意しているが、段階的なものが存在しておらず、期待したものではなかった。
そのため、自分で何度かの step に分けて段階的に RTK へ移行できるガイド的なものを作ってみた。
move-from-redux-to-rtk

これはなに

create-react-app を元に作成した react project に Redux を乗っけて、GraphQL で mock-server と通信しながら Todo アプリの操作を行うクライアントアプリケーションを用意した。
そのアプリケーションの Redux 部分を徐々に RTK に移行していくというもの。
全 8step 用意していて、少しずつ RTK に移行しているが、既存のアプリケーションの挙動には影響がないようになっている。

これでなにができるのか

RTK への移行を少しずつ行うことができ、最終的にアプリケーションの package.json から reduxを消すことができる。(Redux は RTK 内部に内包されているため)

作ってみての感想

RTK は Reselect の createSelector や Redux の utility といった機能を re-export しているので、あまり大きく変化させることをしなくても移行ができて、
import 構文の ModuleSpecifier の箇所を変えるだけの場合もあるので、比較的楽に移行はできると思う。
しかし reducer や action creator、thunk action の箇所は結構変わるので、このガイドが手助けになってほしい。